断薬記録を開始

かれこれ10年以上、のんだり飲まなかったりの抗うつ剤精神安定剤睡眠薬を断薬しようと決めた。

 

過去に3回、断薬している。

とてつもなく苦しかったこともある。急激な断薬の時は3日間倒れるまで歩き続けたり、せん妄に苛まれた。

ゆっくりと断薬して行った時は負担は少なかった。

 

今回は、急激な断薬をする。

きっと苦しいかもしれない。

だから書き続けることで、保とうと思う。

 

現在飲んでいるのは

 

パキシル 20 夕方

ソラナックス 10 頓服

フルニトラゼパム  10 入眠時

 

まずは

フルニトラゼパム から

 

つい最近、すべての断薬が成功した。

フルニトラゼパム だけ、不眠時に使っていた。

けれど、断薬を終えて数日、死にたい衝動に駆られた。

死のうとか、自殺するつもりは全くない。

ただ、生きていたくない、つらい、死にたい、の思いから離れられなくなった。

 

日常生活に不安はもちろんあるけれど、なぜそんな急激に鬱ぽくなったのかとわからなかった。

 

断薬を終えて、体調は良かった。

その矢先だった。

 

これはまた鬱になったんだ。

断薬したから、再発したんだ。

本当は治ってなかったんだ。

そう思い、また自己判断で、パキシルを飲み出した。

急に楽になった。

少なくとも、死にたい、はなくなった。

 

けれどそれも1ヶ月と持たなかった。

 

おかしい。

 

もちろん、鬱再発なのかもしれない。

 

けれど、なにか違う。

 

もともと、フルニトラゼパム を飲むと、翌日の気持ちの落ち込みがひどかった。

フルニトラゼパム を飲んでいると、死にたいと思うのだ。

 

鬱になったんだと思って、フルニトラゼパム も飲み始めていた。

そして昼間に死にたい、生きてるのが怖い、と不安が襲うので、ソラナックスの頓服も始めた。

 

断薬終了して、2週間もしたら、また飲み始めていた。

 

そこでふと、思ったのは、

 

あの、断薬終了後の不安や死にたい気持ちや意欲の落ち込みは、離脱症状だったんじゃないか、と。

 

そこで初めて、自分が飲んでいる薬をネットで調べた。

 

情け無いことだけど、自分の薬を何にも知らなかった。先生に言われた通り、10年以上飲み続けていた。

 

私が飲んでいたクスリは、ベンゾジアセピン系という、どうやら、依存性も高く離脱症状も激しい薬だった。

 

ベンゾジアゼピン系には耐性、身体依存、また長期間の使用の後に断薬した場合に離脱症状を生じさせる傾向があるために、有効性に対する疑問が増加している。

ベンゾジアゼピン系の長期間の使用に伴う有害作用により悪化した身体や精神の健康が、ベンゾジアゼピンから離脱することにより改善されることがよくある。

 

おかしな話で、

薬をやめると再発

しかし離脱症状も再発と同じような症状がでるらしい。

 

そうすると離脱症状でも、また再発したと言われて、もしくは思い、また薬を飲み続ける。

 

この繰り返しなんじゃないかと思った。

 

精神病患者だから、自己判断は間違っている、

と言われがちなことだけど、

 

普通の人間だった人が、ふいにかかったことで、何年もかかりつづけるのは精神科しかないように思う。

 

いつまでも薬漬けになる、一度飲むとやめられない。それが精神科の薬じゃないかと思う。

 

仕事も普通にしている。家庭やそのほかも順調だ。

不安や悩みはあるけれど、薬に頼って生きる必要はないと自分の生活を思う。

 

それ以上に、もう薬を飲み続けることも

なにより、断薬の苦しみをもう味わいたくないと思った。

これから年を取り、体が他の病気にかかったりする前に、体力も気力もある今のうちに、精神科の薬から離れようと決意した。